--------------------------コンピューターで扱われる単位
コンピューターで扱われる単位を見ていきましょう。
以前の講習でも出てきましたが、コンピューターで扱われる数値は、非常に大きいものから非常に小さい数値があります。
例えば、最近のハードディスクの記憶容量は、T(テラ)という単位が使われますが、これはどれぐらいの数値なのでしょうか?
ここで表を見ると、テラは10の12乗となっているので、1テラは、1×10の12乗となります。
これは、1の後に0が12個並ぶ数値となりますので、1兆という値になります。
大きい単位は、キロ、メガ、ギガ、テラと、1000番ずつ大きくなっています。
これに対して、小さい値はミリ、マイクロ、ナノ、ピコと1000分の1ずつ小さくなります。
--------------------------記録の単位
次に、ビットとバイトについてです。
今までの講習でも、ビットとバイトは何回か出てきましたが、ビットはコンピューターが扱う最小の単位で、2進数の1桁にあたります。
2進数1桁なので、表現できる数値は、0と1のみです。
1ビットは、0か1のみが記録されている容量です。
バイトは、8ビットをひとまとめにした単位です。
1バイト=8ビットとなります。
バイトは、記憶の基本的な単位で、メモリやハードディスクの記憶量量の単位として使用されています。
--------------------------文字コード
続いて文字コードについてです。
文字コードとは、コンピューターで文字を扱う為のルールです。
コンピューター上では、1文字に対して8ビットや16ビットのコードが割り当てられています。
例えば、アスキーコードでは、大文字のアルファベットのAは、8ビットで表すと、0100 0001となります。
通常、コード表は16進数で表すので、41となります。
16進数については、後の講習で詳しく説明いたします。
このように文字コードは、コンピューターで扱う文字を、2進数でコード化したものです。
コンピューターで日本語を扱う場合は、漢字やひらがながあり、文字数が多いので、8ビットの組み合わせでは足りない為、16ビットを使用して文字コードを作っています。
また、日本語でも、JISコード、シフトJIS、EUC(イーユーシー)、Unicode(ユニコード)などの、いくつかの規格があります。
--------------------------10進数を表すコード
次は、キーボードなどの入力装置から数値を入力したときの10進数のコード体系についてです。
キーボードなどから入力された10進数は、各桁に対応する10進数の文字コードとしてコンピューターでは扱われます。
コンピューターに取り込まれると、これを2進数に変換して、計算や演算が行われます。
また、計算処理が行われた後は、印刷などをするために、再び10進数1桁を文字コードに変換をして印刷処理を行います。
ここで、10進数を扱う文字コードには、ゾーン10進数とパック10進数があります。
まず、ソーン10進数ですが、10進数1桁をゾーン部4ビットと数値4ビットで組み合わせて8ビットで表す方式です。
上位4ビットがゾーン部、下位4ビットが数値部となります。
最下位桁のゾーン部は、正負を表すJISコードの符号を代入します。
正の数は1100、負の数は1101を代入します。
ゾーン部にはJISコードの0011を代入します。
図を見てわかるように、10進数1桁に8ビット(1バイト)が必要となります。
続いて、パック10進数を見ていきましょう。
パック10進数は、10進数1桁を4ビットで表す方式です。
最下位の4ビットは、正負を表す符号を代入します。
10進数の桁数が偶数の場合は、4ビット分あまるので、先頭に0000を代入します。
図を見てわかるように、ゾーン10進数に比べ、少ない容量で多くの桁数を送りことが出来ます。
【基本情報技術者試験対策 ビデオ講座】
基本情報技術者 解説
コンピューターで扱われる単位 基本情報技術者試験
更新日:
--------------------------コンピューターで扱われる単位
コンピューターで扱われる単位を見ていきましょう。
以前の講習でも出てきましたが、コンピューターで扱われる数値は、非常に大きいものから非常に小さい数値があります。
例えば、最近のハードディスクの記憶容量は、T(テラ)という単位が使われますが、これはどれぐらいの数値なのでしょうか?
ここで表を見ると、テラは10の12乗となっているので、1テラは、1×10の12乗となります。
これは、1の後に0が12個並ぶ数値となりますので、1兆という値になります。
大きい単位は、キロ、メガ、ギガ、テラと、1000番ずつ大きくなっています。
これに対して、小さい値はミリ、マイクロ、ナノ、ピコと1000分の1ずつ小さくなります。
--------------------------記録の単位
次に、ビットとバイトについてです。
今までの講習でも、ビットとバイトは何回か出てきましたが、ビットはコンピューターが扱う最小の単位で、2進数の1桁にあたります。
2進数1桁なので、表現できる数値は、0と1のみです。
1ビットは、0か1のみが記録されている容量です。
バイトは、8ビットをひとまとめにした単位です。
1バイト=8ビットとなります。
バイトは、記憶の基本的な単位で、メモリやハードディスクの記憶量量の単位として使用されています。
--------------------------文字コード
続いて文字コードについてです。
文字コードとは、コンピューターで文字を扱う為のルールです。
コンピューター上では、1文字に対して8ビットや16ビットのコードが割り当てられています。
例えば、アスキーコードでは、大文字のアルファベットのAは、8ビットで表すと、0100 0001となります。
通常、コード表は16進数で表すので、41となります。
16進数については、後の講習で詳しく説明いたします。
このように文字コードは、コンピューターで扱う文字を、2進数でコード化したものです。
コンピューターで日本語を扱う場合は、漢字やひらがながあり、文字数が多いので、8ビットの組み合わせでは足りない為、16ビットを使用して文字コードを作っています。
また、日本語でも、JISコード、シフトJIS、EUC(イーユーシー)、Unicode(ユニコード)などの、いくつかの規格があります。
--------------------------10進数を表すコード
次は、キーボードなどの入力装置から数値を入力したときの10進数のコード体系についてです。
キーボードなどから入力された10進数は、各桁に対応する10進数の文字コードとしてコンピューターでは扱われます。
コンピューターに取り込まれると、これを2進数に変換して、計算や演算が行われます。
また、計算処理が行われた後は、印刷などをするために、再び10進数1桁を文字コードに変換をして印刷処理を行います。
ここで、10進数を扱う文字コードには、ゾーン10進数とパック10進数があります。
まず、ソーン10進数ですが、10進数1桁をゾーン部4ビットと数値4ビットで組み合わせて8ビットで表す方式です。
上位4ビットがゾーン部、下位4ビットが数値部となります。
最下位桁のゾーン部は、正負を表すJISコードの符号を代入します。
正の数は1100、負の数は1101を代入します。
ゾーン部にはJISコードの0011を代入します。
図を見てわかるように、10進数1桁に8ビット(1バイト)が必要となります。
続いて、パック10進数を見ていきましょう。
パック10進数は、10進数1桁を4ビットで表す方式です。
最下位の4ビットは、正負を表す符号を代入します。
10進数の桁数が偶数の場合は、4ビット分あまるので、先頭に0000を代入します。
図を見てわかるように、ゾーン10進数に比べ、少ない容量で多くの桁数を送りことが出来ます。
【基本情報技術者試験対策 ビデオ講座】
おすすめ記事
基本情報技術者試験対策テキスト
基本情報技術者試験対策 テキスト クラウドノーツ® 基本情報技術者試験対策 YouTubeを始めたけれど、スマホで見ていたら画面が小さくて見ずらいといったお悩みの方はいらっしゃいませんか? そんな方に ...
システムの稼働率 MTBF 平均故障間隔 基本情報技術者試験対策
システム システムの稼働率 システムの稼働率を計算するにあたって、つぎのような必要な項目があります。 まず、MTBF 平均故障間隔とは、システムや機器が稼働を開始してから次に故障するまでの平均稼働時間 ...
半加算器 全加算器 基本情報技術者試験対策
論理回路 半加算器 全加算器 この講習では、半加算器と全加算器について見ていきましょう。 半加算器回路は、2進数の足し算を行う際に使用される回路です。 入力側AとBから2つの信号を入力し、その入力信号 ...
セキュリティ ディジタル証明書 過去問題2 基本情報技術者試験
セキュリティ セキュリティ ディジタル証明書 過去問題 解説 この問題は「ディジタル証明書」で、検証できることは、「送信者が正しいこと」と「改ざんの有無」となります。 「送信者が正しい」というのは、受 ...
-基本情報技術者 解説
-コンピューターで扱われる単位, 基本情報技術者試験対策