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ハードディスク 基本情報技術者試験

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--------------------------ハードディスクとは

ではこの講習では、ハードディスクについてみていきましょう。

ハードディスクとは、コンピュータのデータを保存するための装置です。

ハードディスクは、磁気的にデータを記録するので、電源を切っても記録されているデータは消えません。

HDD(エイチディーディ)あるいは内蔵ストレージとも呼ばれます。

また、コンピュータの外部にUSBケーブルなどで接続する、外付けハードディスクもあります。

コンピュータでは、記憶装置の中の補助記憶装置に分類されます。

では、ハードディスクの構成をみてみましょう。

テキストの写真の様に、

プラッタと呼ばれる、磁気ディスク板があります、写真では3枚のプラッタより構成されています。

そしてプラッタに記録されたデータを読み取るために、アクセスアームの先端に磁気ヘッドがあり、この磁気ヘッドにより、プラッタに記録されたデータをアクセスします。

プラッタには、同心円上にデータが磁気的に記録されています。

プラッタは、コンピュータの電源が入っている間は、常に高速回転をしています。

データのアクセスは、磁気ヘッドは目的のデータを求めて、回転しているプラッタの上をアクセスアームを左右に移動することで、目的のデータの真上まで移動をして、データのアクセスを行います。

 

 

--------------------------セクタとトラック

ハードディスクを、初めて使うときには、フォーマットという作業を行います。

このフォーマットを行うことで、プラッタ上に直径の違う同心円状の記憶域が作成されます。 それが、「トラック」になります。

更にこのトラックを扇状に分割をした記憶域を「セクタ」といいます。

セクタを並べて、ぐるりと一周したものがトラックとなります。

従来のハードディスクのトラックは、内側と外側では円周の長さが違いますが、記憶容量は同じになっています。

同様に、1つのセクタは、同心円の内側と外側では、記憶域の面積が異なりますが、同じ記憶容量です。

しかし、最近のハードディスクでは、記録密度が低い外側のトラックには、セクタ数を多くして、記録密度を高めているハードディスクがあります。

この講習では、内側のトラックも外側のトラックも、同じ記憶容量のケースで説明をしていきます。

次に、シリンダとは、

同じ直径のトラックを上下に合わせたものが、「シリンダ」となります。

シリンダは図のように、一番外側のトラックを上下に4つ集めた、赤色のトラックの集合がひとつのシリンダとなります、図では1と番号が振られています。

同じように。外側から2番目のトラックの集合が、2と番号が振られているシリンダとなります。

一番内側のトラックの集合が、500と番号が振られているシリンダとなります。

図の例では、このハードディスクのシリンダ数は、500個となります。

また、各シリンダには上下に4つのトラックがあるので、ハードディスク全体では、

500×4=2000トラックがあることになります。

 

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