基本情報技術者 解説

オートマトン 基本情報技術者試験対策

更新日:

コンピューターの構成

オートマトン

ではこの講習では、オートマトンについてみていきましょう。

オートマトンとは、システムや機械などにおいて、システムや機械が、どの状態で、どのような入力があると、どの状態に変化するかを示す仮想的なモデルです。

システムや機械において、いろいろな状態が、別の状態に変化したり、移ったりすることを、状態の遷移といいます。

どの状態で、どのような入力があると、どの状態に遷移するかを表した図を、状態遷移図といいます。

また、入力情報の個数と、状態の個数が有限の場合、有限オートマトンといいます。

 

では、状態遷移図の図Aを見ていきましょう。

図Aでは、A、B、Cの3つの丸があります。この丸は、状態を表します。

図では状態A、状態B、状態Cの3つの状態があることを表しています。

次に、状態を表す丸から、青色の矢印が出たり、入ったりしています。

それぞれの矢印には、0あるいは1の数値がついています。

これは、0または1が入力された場合に、どの状態に遷移するかを示しています。

図では、状態Aから状態Bに向かっている矢印があります。

そして、その矢印には数値の1が付いています。

これは、状態Aで1が入力されると、状態Bに遷移することを示しています。

同じように、状態Bから状態Cへ向かって矢印があり、数値の1が付いています。

これは、状態Bで1が入力されると、状態Cに遷移することを示しています。

同様に、状態Cで0が入力されると、状態Aに遷移します。

また、状態Aで矢印がぐるりと回って、自分自身の状態Aを示しているのは、

状態Aで0が入力されると、状態Aのまま、状態が変わらないことを示します。

システムや機械では、初期段階では、いずれかの状態から処理が始まります。

この初期の状態が、どの状態から始まるかを示したものが、初期状態といいます。

図では、状態Aに太い矢印で初期状態と示されています。

図の状態遷移図では、最初に入力される情報は、状態Aから処理が始まることを表しています。

 

基本情報技術者試験 動画 おすすめ

コンピュータの構成

コンピューターの構成 基本情報技術者試験 動画

基本ソフトウェアとは

OSの働き 基本情報技術者試験 動画

コンテンツの利用について
こちらをお読みください

基本情報技術者試験対策 Cloud Notes コンテンツ利用について

基本情報技術者試験 ビデオ講座 Youtube

おすすめ記事

Eラーニング 1

基本情報技術者試験対策 テキスト クラウドノーツ® 基本情報技術者試験対策 YouTubeを始めたけれど、スマホで見ていたら画面が小さくて見ずらいといったお悩みの方はいらっしゃいませんか? そんな方に ...

Eラーニング 2

システム システムの稼働率 システムの稼働率を計算するにあたって、つぎのような必要な項目があります。 まず、MTBF 平均故障間隔とは、システムや機器が稼働を開始してから次に故障するまでの平均稼働時間 ...

Eラーニング 3

論理回路 半加算器 全加算器 この講習では、半加算器と全加算器について見ていきましょう。 半加算器回路は、2進数の足し算を行う際に使用される回路です。 入力側AとBから2つの信号を入力し、その入力信号 ...

Eラーニング 4

セキュリティ セキュリティ ディジタル証明書 過去問題 解説 この問題は「ディジタル証明書」で、検証できることは、「送信者が正しいこと」と「改ざんの有無」となります。 「送信者が正しい」というのは、受 ...

-基本情報技術者 解説
-,

テキストのコピーはできません。

Copyright© 基本情報技術者試験 無料ビデオ , 2024 All Rights Reserved.