基本情報技術者 解説

スプーリング 基本情報技術者試験対策

更新日:

OSの働き

スプーリング

では、次にスプーリングの仕組みについてみていきましょう。

CPUと外部の入出力装置との間には、処理速度に大きな差があります。

ジョブの結果を印刷する場合、CPUが印刷結果を出しても、プリンターが印刷を終えるまで、CPUは次のジョブにとりかかれなくなってしまいます。

そこで、印刷結果をハードディスクなどに一旦記憶して、この段階でCPUは次のジョブに取り掛かれるようにします。

このように、CPUはジョブの結果をハードディスクに順番に記憶して、ハードディスクに記録が終わると、CPUは次のジョブにとりかかります。

印刷処理はCPUとは切り離して、ハードディスクに記録されている印刷結果を順番に取り出して、印刷を行う方法をスプーリングといいます。

スプーリングは、低速な周辺装置などに直接データを送るのではなく、一旦ハードディスクなどの外部記憶装置に保存して、CPUを素早く解放して次のタスクを実行させる為のものです。

このハードディスクに一旦記憶する領域をスプールといい、スプールより入出力することをスプーリングといいます。

また、このスプールのための記憶領域をバッファーともいい、スプーリングのことをバッファリングともいいます。

スプーリングを利用すると、CPUの待ち時間を削減して、効率よくコンピューターを運用できます。

 

基本情報技術者試験 動画 おすすめ

コンピュータの構成

コンピューターの構成 基本情報技術者試験 動画

基本ソフトウェアとは

OSの働き 基本情報技術者試験 動画

コンテンツの利用について
こちらをお読みください

基本情報技術者試験対策 Cloud Notes コンテンツ利用について

基本情報技術者試験 ビデオ講座 Youtube

おすすめ記事

Eラーニング 1

基本情報技術者試験対策 テキスト クラウドノーツ® 基本情報技術者試験対策 YouTubeを始めたけれど、スマホで見ていたら画面が小さくて見ずらいといったお悩みの方はいらっしゃいませんか? そんな方に ...

Eラーニング 2

システム システムの稼働率 システムの稼働率を計算するにあたって、つぎのような必要な項目があります。 まず、MTBF 平均故障間隔とは、システムや機器が稼働を開始してから次に故障するまでの平均稼働時間 ...

Eラーニング 3

論理回路 半加算器 全加算器 この講習では、半加算器と全加算器について見ていきましょう。 半加算器回路は、2進数の足し算を行う際に使用される回路です。 入力側AとBから2つの信号を入力し、その入力信号 ...

Eラーニング 4

セキュリティ セキュリティ ディジタル証明書 過去問題 解説 この問題は「ディジタル証明書」で、検証できることは、「送信者が正しいこと」と「改ざんの有無」となります。 「送信者が正しい」というのは、受 ...

-基本情報技術者 解説
-,

テキストのコピーはできません。

Copyright© 基本情報技術者試験 無料ビデオ , 2024 All Rights Reserved.