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タスクスケジューリング 基本情報技術者試験対策

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OSの働き

タスクスケジューリング

プリエンプティブ方式では、OSがCPUの割り当てを管理しますが、その役割を果たすのが、ディスパッチャです。

このディスパッチャがタスクスケジューリングで、どのようにCPUの割り当てを行うかで、いくつかの方法があります。

1番目は、優先順位方式です。

これは、タスクに優先順位を設定して、優先順位の高いタスクから実行していく方式です。

実行中のタスクより優先順位の高いタスクが実行可能状態の待ち行列に追加されると、実行中のタスクは中断され、優先順位の高いタスクが実行されます。

2番目は、イベントドリブン方式です。

タスクの入出力の完了や割り込み処理によって、タスクを待機状態あるいは実行可能状態にする方式です。

現在のワークステーションやパソコンでは、ユーザーからの操作、例えばクリックやダブルクリックがイベントドリブンとなり、それに対応して処理が始まります。

イベントが何も起こさなければ、そのままの状態でイベントが起こるのを待っています。

このようにパソコンなどのアプリケーションは、このイベントドリブンの方式で作られています。

3番目は、ラウンドロビン方式です。

この方式は、CPUの割り当てを一定の時間に区切って行う方式です。

CPUの処理時間が一定時間経過をすると割り込み処理が発生をして、実行中のタスクが中断され、次のタスクが実行されます。

このタスクも一定時間が経過すると中断され、更に別のタスクが実行されます。

一定の時間内に終了しなかったタスクは、同じ優先順位の待ち行列の最後に回ります。

このように、このラウンドロビン方式では実行可能状態のタスクが満遍なく平等に実行されていきます。

TSS(タイムシェアリングシステム)などで用いられます。

 

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