基本情報技術者 解説

入出力インターフェイス 基本情報技術者試験

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--------------------------パラレルインターフェイスとシリアルインターフェイス)

コンピューターでのインターフェイスについて見ていきます。

ここでインターフェイスとは、コンピューターとコンピューター内部のハードディスクやDVD装置との通信方式。

それと外部のプリンターなどの入出力装置の間での通信方式を言います。

コンピューターでの伝送ケーブルを使って通信をするインターフェイス方式は、大きく分けて2つの方式があります。

一つは、パラレルインターフェイス もう一つは、シリアルインターフェイスになります。

パラレルインターフェイスとシリアルインターフェイスの物理的な大きな違いは、パラレルインターフェイスは、複数の回線を使って送る方式で、シリアルインターフェイスは、1本の回線を使用します。

パラレルインターフェイスは、複数の回線を使ってデータを送受信するので、シリアルインターフェイスより、高速でアクセス出来るように思われますが、実際には制御が難しく、あまり高速化されません。

また、ケーブルもパラレルインターフェイスは太く、コストも高くなります。

その為、現在はシリアルインターフェイスを高速化していく方向にあります。

 

 

--------------------------パラレルインターフェイス

では、パラレルインターフェイスにはどのようなものがあるか見ていきましょう。

一つは、IDE(アイディーイー)と呼ばれる方式で、コンピューターの内蔵型ハードディスクやCD・DVDドライブ等の接続で使用されています。

特徴は、基板に「プライマリー」と「セカンダリ」というケーブルの挿し口が2個あります。

また、一つのケーブルには、「マスター」と「スレーブ」があり、2個のハードディスクを接続可能です。

現在では、シリアルインターフェイスが主流となっています。

もう一つは、SCSI(スカジー)と呼ばれる接続方法です。

この方式では、デイジーチェーンという接続方式で、コンピューター本体を含め8台の機器が数珠つなぎで接続できます。

それぞれの機器には1番から8番までのロータリースイッチが付いており、このロータリースイッチを使って自分のSCSI ID(スカジーアイディ)を設定します。

このスカジーアイディは他の機器との重複はできません。

また、デイジーチェーンの最後の機器にはタームネーターという器具と取り付ける必要があります。

このように、このスカジーアイディの設定やターミネータの取り付けの煩わしさから、最近ではUSBケーブル等に置き換わってきています。

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