ネットワーク方式

ネットワーク方式

更新日：2020年9月7日

ネットワーク

この講習では、コンピューター間でのネットワークについてみていきましょう。

まず、この講習で学習するネットワークとは、コンピューターとコンピューターをつないでデータのやり取りをするネットワークになります。

ここで、ネットワークの説明をする際は、端末にあたるパソコンやコンピューターのことをホストと呼びます。

ここからは、ネットワーク上のパソコンやコンピューターのことをホストと言いますので注意してください。

まず、このネットワークには、いろいろな規模や形式のものがあります。

この講習では主に、家庭や社内で複数のパソコンやサーバーなどのホストをつなぐ形式のネットワークと、インターネットを介してホストをつなぐネットワークについてみていきます。

ネットワークの規模による分類では、LAN（ラン）とWAN（ワン）に分類されます。

LAN（ラン）は、ローカルエリアネットワークの略で、家庭内やオフィス内のパソコンやサーバーなどのホストを接続する形式です。

WAN（ワン）は、ワイドエリアネットワークの略で、広域ネットワークになります。

例えば、東京、大阪、名古屋、海外などを結ぶネットワークです。

また、WANではそれぞれの拠点で、LANが構築されていて、LANとLANを結ぶネットワークとも言えます。

次に、LANではどのようなホストの接続形態があるかを見ていきます。

大きく分けて３種類に分類されます。

１つ目は、バス型で同軸ケーブルを使ってホストを接続します。

テキストの図では、１本のケーブル上にホストが複数接続されているように見えますが、実際にはホストから次のホスト、次のホストへと順番につながっています。

現在では特殊なケースを除いて、あまり使われていない接続形態です。

2つ目は、スター型で、ハブを中心としてホストを放射線状に接続する形態です。

ハブを中心に複数のホストをつないでいくので、ホストの追加や取り外しが容易に行えます。

現在、LANの接続形態の主流となっています。

最後は、リング型です。

リング型ではホストをリング状のネットワークに接続します。

トークンというパケットを使ってデータの通信制御を行います。

こちらも最近ではあまり使われなくなっています。

また、このようなネットワークの接続形態は、トポロジーやネットワークトポロジーとも呼ばれます。

ではこの講習では、コンピューター間でのネットワークについてみていきましょう。