日本語ではあるけれど・・・。何かヘン?
外国人が話す日本語で、「何かヘン?」とか「うーん、惜しいなあ・・・」って感じた場面をいくつかご紹介します。
こんにちは
日本で旅行している外国人みんなが知ってる日本語に「こんにちは」があります。
私が日本語を教えている外国人でも、この言葉を知らなかった人は今までひとりもいません。
でもその発音に、わたしはいつも違和感を感じています。殆どみんな「こにちは」と言うからです。
私達日本人がすばやく「こんにちは」を言うと、おそらく彼らには「こにちは」と聞こえるのでしょう。
彼らはその言葉が、正しくは平仮名5文字の「こ・ん・に・ち・は」という言葉であることを知らない人が殆どです。
私の最初のレッスンでは、このあいさつが「こにちは」ではなく、「こんにちは」であることから始まり、「ん」の音を無くさずに発音してほしいことを伝えています。
えん
1.2回授業をすると、数字を学び、値段を聞くレッスンを行います。
「ひゃく、にひゃく」なのに「さんびゃく」になったり「ろっぴゃく・はっぴゃく」になるので覚えるのもなかなか大変です。そんな中で多くの生徒が数字の後についてくる、円(えん)を、「これ何ですか?」と聞いてきます。日本のお金の単位 ¥=円(えん)だと説明すると、みんな「エン?」聞いたこと無いと言います。
外国人が発音している「イエン」と私が言うと、日本人は「イエン」じゃなくて「エン」と言ってるの?!と、みんなびっくりします。最初の頃、そんなみんなの反応に私のほうがビックリしていました。
お元気ですか
オーストラリアのシドニーに住んでいた時、日本語が上手なオージーの歯医者さんに通っていました。その先生はいつも「お元気ですか?」と言って診察を始めますが、1週間に2回行った時は、さすがに違和感を感じました。
お元気ですか=How are you?
英語を直訳するとそういう意味ですが、私たち日本人はこの言葉を、毎日会う人や頻繁に会う人に使いません。
久しぶりに会った人の今の体調を聞くときに「お元気ですか?」を使います。また、「お元気でしたか?」や「元気だった?」は、前回会ってから今日会うまでのその間の相手の体調を聞くときに使います。
いずれにせよ、よく会う人には使いませんので注意して下さいね。
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