外国人が正しい日本語を話していても、ちょっとして発音の間違いで、私達日本人が理解出来なかったり、またその反対で外国人が知っている言葉でも発音を正しく聞き取れずに、間違った理解をしてしまうケースも結構多いようです。
今回は外国人にわかりにくい音の例を挙げてみました。
わかりにくい音 促音
外国人が苦手な発音の一つに 促音(そくおん)「っ」があります。
「来てください」か「切ってください」の違いが分かりにくい発音をする人が多いです。
「来て」は音が2拍なのに対して、「切って」は3拍になります。なので「きって」を2拍の「き・て」と発音しないで「き・っ・て」と3拍でゆっくり発音するように心がけてください。
「居てください」「行ってください」なども「い・っ・て」を3拍でゆっくり発音するようにすると「い・て」との違いがハッキリしてきます。
わかりにくい音 長音
外国人が自分で話す際や聞き取る際に違いがわかりにくい音の一つに、長音(ちょうおん)(のばす音)があります。
「おばさん」や「おばあさん」はひらがなの通りに自分では発音出来ても、違いを聞き取るのは難しいようです。
また、カタカナの長音「-」の発音の違いがわかりにくい人が多いようです。
「ビル」「ビール」や「スパ」「スーパー」などです。
これは「ビ・ル」2拍「ビ・ー・ル」3拍と「ス・パ」2拍「ス・ー・パ・ー」4拍と、自分で発音する時も拍を意識して発音して相手にわかりやすく伝えて下さい。
わかりにくい音 拗音
外国人がわかりにくい音の一つに 拗音(ようおん)があります。
これは「きゃ きゅ きょ」のように、子音に小さい「や ゆ よ」がついて、ひらがな2文字で表しますが、1拍で発音するものです。
その間違いやすい例としてよく挙げられるのが「病院(びょういん)」と「美容院(びよういん)」です。
「びょういん」は「びょ」が1拍なので「びょ・う・い・ん」と4拍ですが「び・よ・う・い・ん」は5拍の発音になります。
この発音は外国人には難しいようですが、慣れないうちは「び・よ・う・い・ん」と長い5拍のほうをゆっくり、ハッキリ発音するように心がけて下さい。
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